令和5年11月25日(土)に発生したタクシーとの接触事故について、原因の調査と改善策を講じましたので、その内容をお知らせします。
1. 事故概要と状況
- 発生日時・天候
令和5年11月25日(土) 14時59分 晴れ
- 発生場所
JR箱崎駅東口 ロータリー内(福岡市東区筥松2丁目32)
- 使用した車両
MiCa(ミカ) エストニアAuve Tech社製
全長:4.2m × 全福:1.85m × 全高:2.5m
重量:2,240kg
定員:8名(着座のみ)
- 運行および運行管理者
レベル2【運転主体は運転者(オペレーター)、運転支援はシステム】
BOLDLY株式会社
- 被害状況
物損のみ(自動運転バス および タクシー)
負傷者なし
- 発生の経緯
自動運転バスが、乗降スポットから本線に合流する際、前方に停車した車両を検知し自動で停止しました。
その後、前方車両が動き出したため、右斜め前方に自動で発進し、直後に本線を後方から走行してきた
タクシーと走路が交差して接触事故が発生しました。
2. 原因分析
- 自動運転バスがロータリー内の本線に合流する際に、オペレーターにとって後方を十分に確認しにくい状況や、周囲の車にとって自動運転バスの合流を予測しにくい状況を引き起こす可能性がある走行経路となっていたことが原因です。
3. 改善策
ロータリーにおける走行経路の修正
- 乗降スポットを約7m後方にずらし、走行経路の修正を行います。
このことにより、乗降スポットから発進後、自動運転バスが5秒程度直進した後に本線に合流することができ、オペレーターが後方確認を行う時間的な余裕が生まれます。
また、本線を走行する他の車両が、自動運転バスの合流を予測できる可能性が高くなると考えられます。
※今回の実証実験再開におけるBOLDLY株式会社の自主的な取組み
- オペレーターは、修正した走行経路を無乗客で走行する訓練を実施しました。
- 乗客の皆さまに安心感をもっていただくため、オペレーターに加え、スタッフ1名が同乗します。
【参考】
- 詳細な事故報告書をご覧になりたい方は、本ウェブサイトよりダウンロードしてください。
<お問い合わせ先>
FUKUOKA Smart EASTモビリティ推進コンソーシアム事務局(福岡地域戦略推進協議会内)
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